掛軸(本仕立て・略式機械仕立て)・巻物・扁額・屏風・衝立を表具いたします。
絹本や画仙紙に書いた作品を鑑賞し、保存出来るようにするのが表具です。
その伝統的な方法が表装、つまり掛軸、屏風、衝立などです。
表具師はこの伝統的な技術を基本にして同じ技術、また時代にあった接着剤や材料を使って製作を行ってきました。
作品の個性や目的を理解し配色を施し、反りやゆがみがないように、また水で濡らせばすぐにでも破れるような紙と日ごと格闘しております。
西洋では書画を守るために額装が施されました。
それに対して日本では書画を守るために 表具(軸装) を施してきました。
表具とは布や紙を張ることによって仕立てられた掛軸、和額、屏風、衝立、巻物などを指します。
約1,000年以上も前に、中国から掛軸が流入してから伝来した技術です。
一昔前は紙で表具をされていた作品も多かったのですが、今ではほとんど布が使われます。
ひとつの掛軸が仕上がるまでには、様々な工程を経て完成します。
お手持ちの掛軸がどのようにして出来上がっているのか・・・
古くからお家にある掛軸はどのようにしてよみがえるのか・・・
掛軸に仕立てられるもの、仕立てられないもの・・・